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(C)2024 OGURA MUSEN. .....New hybrid radio station.

Grid Locator PM96xq

気象衛星NOAA受信システム

気象衛星NOAAからの、最新の雲画像(202411月以前)をご覧いただく場合には、アイコン(はれるん)をクリックしてください。

tap and jump

はれるん
 (気象庁勤務)


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■VHF-APT運用中のNOAA気象衛星は次の3機です。2024-11-01
 
Satellite [Launch,~passed years] Downlink MHz
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NOAA15 [1998-05-13,~26.473]  137.6200 MHz
 
NOAA18 [2005-05-20,~19.453]  137.9125 MHz
 
NOAA19 [2009-02-06,~15.735]  137.1000 MHz
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* お知らせ *
近辺の太陽光発電施設による障害電波の混入により
「NOAA雲画像」受信障害が発生しております。

このため2020-12-31までで、「NOAA雲画像」の掲載を
休止しました。従前の画像は継続掲載しております。
障害電波の混入が解消され次第再開いたします。

2022-10-01から掲載を再開しました
なお、障害電波は継続していますので、掲載は昼間のpass一回のみです。
NOAA受信画像は、毎1回午前10時ごろ更新します。
********


−−−−−−
下の「年/月」リンクをクリックすれば、選択したページにジャンプします。


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雲画像など受信の「要旨」
 今日、気象衛星観測により得られる「雲画像」などの各種データは、天気予報や地球環境の把握には、欠くことのできない情報です。
しかしながら、衛星から見る「雲のふるまい」は、大小さまざまな気象現象が相互に複合しており「雲画像」の解釈は決してやさしいものではありません。

 ここでは、気象衛星NOAAによる、宇宙から見た雲画像などのダウンリンク信号を取得し(電波受信)、それを解析・解釈して、地上の気象擾乱に伴って生じる特有の「雲のふるまい」などを、気象学的視点から地球環境の変化をつかみたいと、137MHz帯ダウンリンク信号を自動受信しています。
(ここでの掲示画像は、受信画像から日本付近を切り取ったものです)

 気象衛星NOAAは、極軌道を高度約810kmで地球を周回し、地表の植生分布状況、海面温度、雲状況などに関する可視域、赤外線域の撮影画像などの諸データを地上に電波送信しています。



 現在、わが国では、「ひまわり9号」により全球雲画像を高精度でカラー撮影し、その取得情報は、アジア各国にも無償提供されております。
しかし、アナログ時代の「
NOAA雲画像」を解析・解釈して、メディアが報じる「気象情報、大気の状況」や当地の「観天望気※」を参考に、自然の不思議を実感できるのは手軽で興味深いことです。(電波受信システム構成が簡単で安価にできる)

私のNOAA初受信は、1994年(H 6年)4月6日 18:30 NOAA-10 ( 137.500 MHz ) でした。
なお、当地の「観天望気」は、こちらに掲載しました。 

 気象衛星NOAAからの雲画像を受信して天気を予想する。 その「わくわく感」も、たまらなくイイですね!
 空に浮かぶ雲、「雲は天才である
*」とは、石川啄木の処女作タイトルですが確かに、自由に形を変える雲は、天才であるかもしれません。
 
*角川文庫版『雲は天才である』(1969(S44)年10月、改版刊)・・・・・天才・石川啄木が心血を注いだ処女作・・・超リアルで卑小な主人公・・・



システムの概要を紹介します。
気象衛星NOAAのAPTファックス電波(137MHz帯の副搬送波周波数変調(SCFM))を自動受信し、パソコンでカラー雲画像を作成します。
画像処理は、主に「WXtoImg」(WX to Image)使用します。
その画像の
「日本列島付近」を切り取って、HPに掲載しています。




【1】
NOAAは「ノア」と読みます。
米国海洋大気庁「
National Oceanic and Atmospheric Administration」の略称です。
【2】APTは、気象衛星NOAAから送られる「雲画像ファックス(WFM電波)」 (Automatic Picture Transmission)の略称です。

APT電波(アナログ変調波)の変調方式は、副搬送波周波数変調(SCFM)です。

すなわち、センサーが取得した「観測デジタルデータ」は、2080 Hz 帯域幅のアナログ信号(ベース信号)に変換されます。

つぎに、このベース信号で、2.40kHzの副搬送波(サブキャリア)を振幅変調します。なお、VHF 帯送信に備えて帯域幅が 4160 Hz に制限されます。

さらに、この副搬送波で、APT-DownLink用137MHz帯の主搬送波(キャリア)を周波数変調(WFM:周波数偏移は40kHz)しています。(右旋回円偏波 CW ) 

−−−−−
気象衛星NOAAの信号は、ドップラー効果を受けて、137MHz帯の主搬送波中心周波数が約±3kHzずれます。
しかしFM変調信号であるため、受信音はほとんど変化(影響)はありません。
ドップラー効果を打ち消す円偏波アンテナ(ターンスタイル、QFH型等)の使用が有効です。
注: 右旋回偏波(CW: clockwise)、左旋回偏波(CCW: counter clockwise) 
−−−−−

【3】下の雲画像はフリーソフト「WXtoImg」(WX to Image)による赤外線多重波長解析(疑似カラー)などの画像です。
WXtoImg 取扱マニュアル(日本語版)へのリンク   


 TCA: Time of Closest Approach   (衛星の至近点通過 時刻)


【疑似カラー画像の処理概要】

mcir  map colour IR (NOAA)
海を青色に、地表を緑色にするために、NOAAセンサ4の赤外線画像を使います。
高い雲は白く、低い雲は灰色に、地表と海を有色にし雲を明るく見せます。
しかし、地表と海及び低い雲の区別は難しいかもしれません。
暗い色は、より暖かい部分を示します。  (赤外線:英語 Infrared 表記:IR

msa  Multispectral analysis (NOAA-# 2-4)
多重波長解析は、NOAAチャンネル2画像とチャンネル4画像の分析に基づき
どの領域が雲や地表か海かを判断します。
その結果、鮮明な疑似色画像を表示します。
疑似色を付ける機能が、[Options]の [Image and Movie Options...] にあります。
この増強は調色(パレット)を使いません。また、温度表示は一般化されたものではありません。

【4】画像サイズの拡大・縮小(PC画面)
@キーボードの[Ctrl]を押しながらマウスのスクロールボタンを回すと拡大縮小が連続してできます。
Aキーボードから、拡大(Ctrl と+)、 縮小(Ctrl と−)、100%(Ctrl とゼロ) を入力すれば、画像サイズの変更ができます。


【5】
 受信システム(参考)  
 受信 A N T: QFH-type (自作品の製作事例)  およびQFH-137 (市販品の組立事例)  
 受 信機 : R 139 取説、調整、回路図など  およびR 139 (ARRL紹介資料)  または、
RTL2832Uドングルなど(DVB-T+DAB+FM)


【6】 気象衛星NOAA雲画像を受信する方法(YouTube)   

【7】 現役・運用している気象衛星NOAAは・・・。
・気象衛星NOAAは、地球を高度約810km 、 約90分で一周しています。[ 太陽に同期して極軌道周回 ] [地上分解能が約4km(@APT)][視野は約3,000 km ]。
● 2024年 07月現在、運用中の衛星は、NOAA 15、18、19の3機です。
 Satellite  [Launch]    Downlink
 NOAA15 [1998-05-13]  137.620 MHz
 NOAA18 [2005-05-20]  137.9125 MHz
 NOAA19 [2009-02-06]  137.100 MHz


・このHPに掲載したNOAA画像サイズは584×490ピクセル(≒400kB)です。
元画像(受信画像/約2.4MB)の日本付近を909×763ピクセルに切り取り、これを、 さらに584×490ピクセルにリサイズして掲載しています。 したがって、上記の地上分解能よりは、分解能が低下しています。

 ・気象衛星NOAAの運用状況サイト  

【8】 気象庁関連Webサイト
 ・気象庁/気象衛星Web  or  【ひまわり9号リアルタイムWeb】   
【9】
[注釈]
TCA: Time of Closest Approach  (衛星の至近点通過時刻)
APT: Automatic Picture Transmission  (自動画像伝送)
AOS: Acquisition Of Signal  (衛星からの信号入感の瞬間)
LOS: Loss Of Signal  (衛星からの信号消滅の瞬間)


では、雲画像カレンダーをクリックするか、画面をスクロールしてご覧ください

毎日の「気象コメント」は、[日本気象協会HP] を参考に作成しています。
NOAA雲画像解釈の【ヒント】として、お役立てください。
詳しくは、tenki.jp[日本気象協会HP] をご覧ください。 


雲画像カレンダー    

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