はじめに       2010年(H22年)5月
                            
           ◆ 2010年(H22年)3月末に、ナガラ電子工業から【 QFH-137 (右旋円偏波受信用) 】が新発売されました。

             このQFH-137は、オールキット(ステンレス製)で、高さ 約 1m、前後左右 約 0.42m、質量 約 1.1kg、 コネクターは M-J 型

             組立は、添付の説明書(A3サイズ一枚)を見ながら、付属の「アレン・ レンチ」で、8箇所の六角セットネジを締め付けるだけです。

             性能は、気象衛星NOAA(右旋円偏波)受信とACARS(エーカース)受信兼用です。(130MHz ~ 138MHz受信専用)
             【 参考 】  円偏波のアニメーション    ←クリック一発


           ◆ では、写真により、ビジュアル的に組立手順を説明します。 (エレメントの取付のみで簡単です・・・・・慎重にやっても20分間ほどで完成!)

             なお、製品の【QFH-137組立説明書(PDF電子ファイル)】ここをクリックしてください。(ファイルはPDF形式でダウンロードできます)

           ↓  外箱のスッティカーです。                                         ↓  組立完了時の写真です


【1】宅配便で届いた 「 QFH アンテナ キット 」

   運送用の大きな段ボール箱から
   引き出したばかりの状態。

   ← 箱のサイズ 106 × 17 × 10 cm


【2】梱包内容 ( 組み立て材料一式  )

※ 5D-2Vの長さはブーム出口からM-Jコネクタまで・・・約50cm 。
※ エレメントはステンレス製です。


【3】ブーム上部 (エレメント取付部・ソケット)


【4】ブーム上部 (エレメント取付部・ソケット)


【5】ブーム中間部 (エレメント支持棒・貫通部)
   および支持棒挿入インシュレーター(シリコンゴム)


【6】ブーム下部 (エレメント取付部・ソケット)
  および六角セットネジ


【7】ブーム/ボトム・ビュー
   ブーム外径=32mmΦ


【8】同軸コネクター/M型接栓(M-J型・メス)


【9】同軸ケーブル全体(5D-2V/L=50cm)
   


【10】マストクランプおよびUボルト
    素材は、アルミとステンレス材
    適合マストはΦ=60mmまで


【11】組み立て全体図

    ↓ 組立完了時(再掲)


【12】スモールエレメントとラージエレメントがあります。

    六角セットねじは、軽く仮止め程度にしておくき
    全体が組み上がったのち、本締めします。

    (重要)下部のセット(取付け)は、下から見て反時計回りに
         エレメントがなるように取り付けます。


    上部で固定したエレメントは、下部では180度回転させて
    取付けます。

    エレメントの上端・下端がセットできたら、エレメントは自然な
    ままにしておきます。

    これで、セットは終わりです。


    この後、下記の「エレメント補強棒(支持棒)」を取り付けて

    上部と下部の六角ボルト計8本を増し締めして完了です。


    【参考】 エレメントの取付方法のポイント
    
    エレメントの取り付けるのに、ちょっとコツがあります。
    
    ① まず、上部を取り付けます(六角ボルトは仮止め)
    ② ブームを逆さにします。
    ③ つぎに、ブーム下部側を取り付けます。(仮止め)
       この際、エレメントを押しつけるようにすると★Good !です。
    ④ そして、ブームを正常に上向きにします。
    ⑤ 最後にエレメント各部の六角ボルトを【増し締め】します。
    ⑥ エレメントはアンテナの上から見て反時計回りに取り付け
       ます。(最後に確認します)


【13】エレメント補強棒(支持棒)

   ブームの中に「同軸ケーブル」が
   通っていますので注意します。

   支持棒の出幅は左右対称にします。

   スペーサーで固定します。

   この後、エレメントのインシュレーター
   の奥まで支持棒をしっかりと挿入します。

   支持棒は、ラージまたはスモールの
   使い分けはありません。(上下もなし))


【14】アンテナのトップビュー

    エレメントは「反時計回り」です。


【15】エレメントと補強棒(支持棒)のセット状況
    みどりの支持棒に少量の水を付けると
    スペーサーのスライドが楽に出来ます。


【16】エレメント補強棒(支持棒)部のセット状況


【17】エレメント補強棒(支持棒)部の拡大


【18】下部エレメントセット状況(六角ナットはしっかり締めます)


【19】 塗 装
    マリンイメージで白色塗装しました。
    (塗装の必要性は、全くありません。好みです)

 ←  白色塗装(フッ素樹脂系)をして乾燥中・・・
    (耐久年数 : 13年~15年)
     シリコン系塗料でも耐候性がイイです。

     油性でも水性でも乾けば、耐久性は同じです。


【20】スモールエレメント・ビュー(view)


【21】アンテナ中央部
    エレメントと補強棒(支持棒)付近


【22】エレメントのインシュレーター部拡大


【23】エレメント下部の状況
    六角ボルトはペイントロックされます。★Good !

【24】 アンテナ設置前のインピーダンス測定
     共振周波数=137.550  Z=51Ω


【25】 アンテナ設置前のVSWR測定
     共振周波数=137.550  R= 1.12


【26】 試験使用中 (★Good !)
    地上高約 14[m]に設置、腕金の影響を避けるため
    約40[cm]継ぎ足してあります。

    パンザーマストからは、約 1.3m離しました。

    試験使用結果は、カタログ通り優秀です。


                                                            【完】 


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