ここ数年、各大学の「超小型衛星」打ち上げが盛んになってきました。
また、最近APRS ( Automatic Packet Reporting System ) がアクティブになってきたようです。
これらの、デジタル通信に、昔のTNC(Terminal Node Controller)が使えるとのことで、ネットオークションに
出品されるなど、話題を集めているようです。
そこで、旧 ・タスコ電機(株)の「TNC-555」の取り扱いについて写真と図解で、簡単に説明します。
(タスコ電機 2000年(平成12年)12月 廃業 残念ですね!)
【1】 各部の名前と機能
★ 外 観 ★
↓今から16年前(1996年)に、 タスコ電機から発売された多機能型のTNCです。
多機能の名前のとおり、パケットモード以外にもCW(欧文和文)、RTTY、WFAX、などの機能が搭載されています。
詳しい仕様は、下段に載せました。
ただ、残念なことに、人工衛星モード(JASモード)でのAFC機能がありません。
現在は、パソコン・ソフトによるTNCが開発され、各衛星に合ったソフトが使えますので、特段の支障はありませんが・・・
棚の上で眠っているTNCをタタキ起こしてみては如何でしょうか。
・・・発売当時は6?7万円・・・と高額なものでした。
★各部の名称とはたらき★
◆フロントパネル
*PHONE端子: ヘッドホンを接続 ( 6.3Φモノラル )
ヘッドホンを接続すると内部スピーカー からは音が出なくなります。
フロントパネルのボリュームで出力を可 変 します。
*DCDランプ: 本機がキャリア検出すると点灯します。
*STAランプ: 送るべきデータが本機に残っているときに点灯します。
*CONランプ: コネクトしているとき点灯します。
*VOLUME : 音量を調整します。
( 内蔵スピーカー、PHONE端子出力、EXT -SP)
*KEY IN端子: 電鍵・パドル接続端子。(3.5Φステレオミニプラグ)
電源投入時とモード切り替え時にモノラル(電鍵)とステレオ(パドル)の確認動作をします。
Hint !
中古品に入力されているコールサインは、本機の専用ターミナルソフト(TW-TERM555)のDisk1(3.5インチFD)にある
CAPT.DATを「メモ帳」で開き自分のコールサインに変更できます。 (取説では変更不可と説明されてます)
◆リアパネル
*KEY OUT端子: キー出力端子です。(3.5Φモノラルジャック)
無線機のキー端子と接続します。
*EXT-SP端子: 外部スピーカー接続端子(3.5Φモノラルジャック)
フロントパネルのPHONE端子にヘッドホンを接続すると出力はカットされます。
*COM 端子: シリアル端子(ネジはインチ仕様)
パソコンのシリアル端子(RS-232C、COMポート)と接続します。
D-Sub 9Pinのストレートケーブルを使います。
Hint ! パソコン側がUSB端子しかない場合では 変換器を使います。 SIGUMASUPPLY製 USB-CVRS9 というコンバータがいいですね。 |
USB-CVRS9 ← クリック (サンワサプライ)
Windows 7 対応です。 CDが同梱されていますので ドライバーをパソコンにインストール して下さい。 |
*BAUDスイッチ:パソコン?TNC間の通信速度 (ボーレート)設定用です。 SW4はバックアップ用内蔵リチューム電池のスイッチ。 通常はONに設定。 電源 断 時にSW-OFFにするとハードリセットされます (初期化!) |
*BATTスイッチ:TNC設定値のバックアップ用バッテリーをON/OFFするスイッチです。
本機内部にあるリチウム電池はCR-2032(3V)×1個です。(5年は持ちます)
*HANDY 1 / 2 端子:ハンディ・トランシーバー接続端子です。(2.5/3.5ステレオミニジャック)
内部ジャンパーピンの切り替えにより端子仕様を変更可。
Hint ! この端子を使用する場合は、RADIOコマンドを〔2〕に設定します。
PTT端子はRADIO〔2〕と連動します。
*MIC-VR:ハンディAFSK送信レベル調整用です。
HANDY 1 / 2 端子の送信出力レベルを調整します。
Point ! ボリュームは、なるべく絞るのがコツです。
*RADIO 1端子:無線機を接続します。(D-Sub 9Pin)
無線機のFSK(RTTY)専用端子を使用する場合は、必ずこの端子を使用してく ださい。
D-Sub 9Pinケーブルの無線機側は 無線機端子に合わせて自作してください。 |
*1 通常パケットにはAFSK 1200bps、4値AFSK 2400bps、AFSK 300bps、PSK 1200bpsの各パケットモードが
含まれます。
*2 高速パケットには、FIR方式 9600 bps、GMSK互換 9600 bpsのモードが含まれます。
*3 RTTYモードでは、無線機のFSK(RTTY)専用端子を使用して接続する場合は、RADIO1端子を使用します。
無線機のマイクロフォン端子を使用する場合にはRADIO 2端子でもRTTY運用をする事ができます。
*AFSK-VR : AFSK送信レベル調整用です。
RADIO 1 / 2 端子の送信出力レベルを調整します。
このボリュームはRADIO 1 / 2 端子の両方に影響します。
Point ! ボリュームは、なるべく絞るのがコツです。
*RADIO 2端子:無線機を接続します。(D-Sub 9Pin) 無線機の9600bpsを使用する場合 は
必ずこの端子を使用してください。
D-Sub 9Pinケーブルの無線機側は 無線機端子に合わせて自作 してください。 |
Point ! RADIO 1端子とRADIO 2端子は、同時に運用出来ません。
PTT出力は、HANDY 1 / 2 端子と連動してます。
*9600-VR:9600bps 送信レベル調整用です。
RADIO 2 端子の9600 bps 送信出力レベルを調整します。
Point ! ボリュームは、なるべく絞るのがコツです。
◆サイドパネル
*フロントパネルのLCDコントラス 及びバックライト調整用ボリュームです。 |
★ 内部配置 ★
↓ ジャンパーピン配置図
無線機をつなぐ
【1】ハンディー機の場合( ICOM 社 IC-T81 )
HANDY 1 / 2 端子を使う場合は、必ずパソコンから、RADIOコマンドをつかって、RADIO 2 に切り替えます。
★ ジャンパーピン選択 ★
《1》 JPS 1、JPS 2、JPS 3、JPS 4、JPS 5、JPS 6
HANDY 1 / 2 端子の仕様を切り替えます
ここで、各社のハンディー機にあわせます
このHANDY1/2端子は、 ハンディー機の持つUP/DOWN 機能は使えません。 初期設定のままでは、下の各社 に対応します。 ① アイコム ② スタンダード ③ ヤエス |
変調が浅い場合は、次の設定に変更します。 JPS 1:1-2 JPS 2:1-2 JPS 3:無接続 JPS 4:2-3 JPS 5:無接続 JPS 6:1-2 ケンウッド社の場合 JPS 1:無接続 JPS 2:2-3 JPS 3:無接続 JPS 4:1-2 JPS 5:1-2 JPS 6:無接続 |
Point ! 送信変調レベルはなるべく無線機側で行います
本機では、MIC-VRで行います。
JPS 1
ハンディートランシーバーのPTTをMIC出力に重畳させるかどうか、また重畳させる場合のPTT抵抗値を切り替えます。
ジャンパーしないと、PTTをMIC出力に重畳させません。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとPTT抵抗値が22Kになります。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとPTT抵抗値が2.2Kになります。
(※初期設定:2-3)
JPS 2
HANDY1端子(2.5Φ)の先端部をMIC出力にするかSP入力にするかを切り替えます。
ジャンパーしないと、HANDY1端子の先端部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY1端子の先端部がMIC出力になります。
なお、MIC出力にした場合JPS1でPTT重畳抵抗値を設定してください。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY1端子の先端部がSP入力になります。
(※初期設定:1-2)
JPS 3
HANDY1端子(2.5Φ)の中央部をMIC出力にするかMICグランドにするかを切り替えます。
ジャンパーしないと、HANDY1端子の中央部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY1端子の中央部がMIC出力になります。
なお、MIC出力にした場合、JPS1でPTT重畳抵抗値を設定してください。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY1端子の中央部がMICグランドになります。
(※初期設定:ジャンパーなし)
JPS 4
HANDY2端子(3.5Φ)の根本部をPTTにするかグランドにするかを切り替えます。
ジャンパーしないと、HANDY2端子の根元部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY2端子の根元部がPTTになります。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY2端子の根元部がグランドになります。
(※初期設定:2-3)
JPS 5
HANDY2端子(3.5Φ)の中央部をMIC出力にするかグランドにするかを切り替えます。
ジャンパーしないと、HANDY2端子の中央部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY2端子の中央部がMIC出力になります。
なお、MIC出力にした場合、JPS1でPTT重畳抵抗値を設定してください。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY2端子の中央部がグランドになります。
(※初期設定:ジャンパーなし)
JPS 6
HANDY2端子(3.5Φ)の先端部をSP入力にするか未使用にするかを切り替えます。
ジャンパーしないと、HANDY2端子の先端部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY2端子の先端部がSP入力になります。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY2端子の先端部を未使用にします。
(※初期設定:1-2)
CV1
時計調整用可変コンデンサー(ボリューム)です(X1=32.748kHz)
リチウム電池
TNC設定値のバックアップ用バッテリーです
本機内部にあるリチウム電池はCR-2032(3V)×1個です。
(5年は持ちます)
《2》 JP 3、JP 4、JP 5、JP 6、JP7、JP 8、JP 9
「機能」切り替え用のジャンパーピンです
JP3
入力信号グランド接続設定です
RADIO1/RADIO2端子の6番ピン(入力信号グランド)の内部接続を切り替えます。
ジャンパーピンを1-2間にすると、RADIO1/RADIO2端子の6番ピンは、グランドに接続されます。
ジャンパーピンを2-3間にすると、RADIO1/RADIO2端子の6番ピンは、約50Ωの抵抗を通して
グランドに接続されます。
(※初期設定:2-3間)
JP4
RADIO端子入力ピン設定です
ジャンパーピンを1-2間にすると、RADIO2端子の1番ピンを9600bps専用の入力端子とし、2番ピンを
AFSK信号の入力端子とします。
ジャンパーピンを2-3間にするとRADIO2端子の1番ピンのみを信号入力端子とします。
(※初期設定:1-2間)
Point ! JP4を2-3間に設定すると、RADIO1端子及びHANDY1/2端子からのAFSK信号入力は
無効となります。
JP5
9600bps出力設定です
ジャンパーピンを1-2間にすると、9600bps信号はHANDY1/2端子から出力されません。
ジャンパーピンを2-3間にすると、9600bps信号はHANDY1/2端子から出力されます。
(※初期設定:1-2間)
JP6
受信音モニターON/OFF設定です
ジャンパーピンを1-2間にすると、受信音をモニターします。
ジャンパーピンを2-3間にすると、受信音をモニターしません。
(※初期設定:1-2間)
JP7
送信音モニターON/OFF設定です
ジャンパーピンを1-2間にすると、送信音をモニターします。
ジャンパーピンを2-3間にすると、送信音をモニターしません。
(※初期設定:1-2間)
JP8
MIC出力レベル設定です
ジャンパーピンをオープンにすると、HANDY1/2端子のMIC出力レベルは通常の無線機用レベル
になります。
ジャンパーピンをショートにすると、HANDY1/2端子のMIC出力レベルは通常の無線機用レベルに
+9dBアップしたレベルになります。
(※初期設定:オープン)
JP9
AFSK出力レベル設定です
ジャンパーピンをオープンにすると、AFSK出力レベルは通常の無線機用レベルになります。
ジャンパーピンをショートにすると、AFSK出力レベルは通常の無線機用レベルに+9dBアップした
レベルになります。
(※初期設定:オープン)
《3》 JP 1、JP 2、COM
「機能」切り替え用のジャンパーピンです
JP1
《4》 LCD-LIGHT、LCD-CONT
本機のデスプレー輝度調整ボリュームです
★ ROM-SEL ★
Point ! ROM-SELはプログラムROM設定用です。
変更しないでください。(初期設定:1-2)
【2】固定無線機の場合( アイコム 社 IC-910D )
本機のRADIO 1 端子またはRADIO 2 端子と無線機のマイク端子およびスピーカー端子を接続します。
マイク端子以外のDATA端子からのAUDIO信号でも動作します。
これらの接続には写真の様なケーブルを自作する必要があります。
(写真は、IC-910D DATA端子の場合)
【3】パソコンをつなぐ
本機のCOM端子とパソコンのシリアル端子をつなぎます。
(シリアル端子 = RS-232CまたはUSB端子)
↑ 接続方法は前述のとおりです
【4】 ターミナルソフトを使う場合の要点
本機には購入時に 「TWーTERM555」 という専用ソフトが付いてきます。
(3.5インチFDで4枚・・・Aドライブからインストールが必要)
--------------------------------------
このソフトはWindows 95 対応のもので、XPでは動作しますがVista以降はNGです。
--------------------------------------
そこで一般的なターミナルソフトを使う場合について紹介します。
◆ 通常パソコンで使用されているターミナルソフトでならば、本機にも使用出来ると思われますが・・・
以下の条件を満たしている必要があります。
① ATコマンドが無いモデムでも動作可能なもの。
② 自動応答、ID・パスワードの自動発行などの機能を使用せずに、通信できるもの。
③ シフトJIS漢字コードに対応しているもの。
◆ ターミナルソフトが正常に動作すれば、以下のメッセージが画面に表示され、コマンド待ち受け状態になります。
・A
TASCO Packet Radio TNC-555
AX.25 Level 2 Version 2.0
message board Ver ※.※※J
Release ※-※-96
Checksum $※※
cmd:cmd:?bad
cmd:
◆ 一般的な「ターミナルソフト」は・・・ Freeware Soft ・・・の
「Tera Term(テラ・ターム)」 ← クリック
http://ttssh2.sourceforge.jp/
詳しくは、上のホームページをご覧下さい。
【5】 TNC-555の立ち上げ
パソコンとTNC-555を接続して、本機の電源をいれます。
【6】 TNC-555の設定
◆ 本機を使用する上で、基本的に必要な設定について説明します。
1. 本機が「コマンドモード」であることを確認します。
コマンドモードとは、文字どおり、本機にコマンドを与えるモードです。
ターミナル画面上にコマンド・プロンプト[com:]が表示されている状態です。
コマンドモードでないと、入力した文字はパケットとして送信されます。
ただしコマンドモードでも[com:]が表示されない時もあります。
一度、キーボードから[リターン]キー(Enterキー)を押してみて[ com: ] が
表示されればコマンドモードになっています。
[ com:] は、パケットモード
[ cwa:] は、CWのオートモード
[ cwe:] は、CWの欧文モード
[ cw j:] は、CWの和文モード
[ t t y:] は、RTTYモード
2.入力は、必ず半角文字で入力します。
本機では、全角文字はコマンドとして解釈しません。
TNC-555には、大きく分けて3つのモードがあります。
【コマンドモード】
入力された半角文字は、本機に対する命令になります。
【コンバースモード】
入力された文字は、パケットとして送信されます。
【トランスペアレントモード】
透過モードのことで、コントロールコードを含めた全てのコードを送受信することができます。
ただし、いろいろ制約があり要注意。
Point !
コマンドを変更する場合、その意味を十分理解してからおこなってください。
思わぬトラブルが発生することがあります。
特に、KISSコマンドには、注意してください。KISSモードから通常モードに戻るには、パソコンから
TNC-555に対しバイナリーコードを送ります。
バイナリーコードは $C0 $FF $C0 (シーゼロ エフエフ シーゼロ) です。
【7】 不具合時のサポート等
◆サポートは受けられません。
タスコ電機(株)は平成12年12月15日 [2000.12.15]に廃業しました。
◆初期的な不具合
Q:電源を入れてもサインオンメッセージがでない
A:電源コード、パソコンとの接続、接続ケーブルはストレートタイプですか?
Q:パソコンが時々暴走する
A:ターミナルソフトが、対応していないかも?
Q:本機の動作が異常、または動作しない
A:ハードウェア・リセットをしてみる
本機の電源を切った状態で、リアパネルのBATTスイッチをOFFにし
約10分以上まってから、再度電源を入れてみる(初期化されます)
Q:電源投入後、一度はコマンドが実行できるが、2度目以降「?EH」が表示されます
A:パソコンの「通信設定」が間違っている。
特に送信複改コードの設定が「CR」のみになっているか確認する
Q:TNC-555の設定が保持出来ない(電源を切ると消えてしまう)
A:内蔵のバックアップ電池を交換する( リチウム電池 CR2032、 1 個 )
【7】 TNC-555の仕様
【8】コマンドの詳細な説明(PDF型式)
本機には、標準で約180個のコマンドがあります。
これらのコマンドのすべてを設定する必要はありません。
しかし、通常の操作用コマンドは必要です。
下記のPDFファイルにコマンド詳細を作成しました。
A4サイズでページ設定しましたので全部で99ページあります。
下記をクリックしますと、PDFビューワーが開きます。
TNC555-COMMAND(PDF 376kB) ← クリック
◆ 通信モードの切替え( MODEコマンド )
( ?はEnterキー )
※【TCP/IPモード】
デジタル衛星でのTCP/IPプロトコルを使う場合
cmd:KISS? と入力し、KISSモードに入ります。
◆ KISSモードから、抜けて通常モードに戻るには・・・・・
パソコンからTNC-555に対しバイナリーコードを送ります。
バイナリーコードは $C0 $FF $C0(シーゼロ エフエフ シーゼロ)です。
※【高速パケットモード】
① GMSK 9600 bpsモード
cmd:MODE GMSK?
ECHO ON
MODE GMSK
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD OFF
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP OFF
② FIR方式(G3RUH互換) 9600 bpsモード
cmd:MODE 9600?
ECHO ON
MODE 9600
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD OFF
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP OFF
※【パケットモード】
① AUTO モード
cmd:MODE AUTO?
cmd:DIGPEAT OFF?
ECHO ON
MODE AUTO
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD OFF
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP OFF
② AFSK 2400 bpsモード
cmd:MODE 2400?
ECHO ON
MODE 2400
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD OFF
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP OFF
③ FSK 1200 bpsモード
cmd:MODE 1200?
ECHO ON
MODE 1200
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD OFF
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP OFF
④ AFSK 300 bpsモード(HFパケット)
cmd:MODE HF?
ECHO ON
MODE HF
MAXFRAME 4
PACLEN 40
SOFTDCD ON
RXLIMIT 250
PPERSIST ON
FULLDUP ON
⑤ PSK 1200 bpsモード(PSKパケット)
cmd:MODE PSK?
ECHO ON
MODE PSK
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD ON
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
⑥ FSK 1200 bpsモード(JASモード)
cmd:MODE JAS?
ECHO ON
MODE JAS
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD ON
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP ON
※【初期設定に戻すには】
cmd:RESET?
※【CWモード】※
【1】TNC-555で運用出来るCWモードは次の3つです。
CW受信練習用の機能もあります。下の④です。
なお、通信モードに移行するには下の①~③の次に「K」を入力します。
① cmd:MODE CWA?・・・・・・・自動モード
② cmd:MODE CWE?・・・・・・・欧文モード
③ cmd:MODE CWJ?・・・・・・・和文モード
和文モードでは、文字入力FEPで「半角カタカナ」にします
④ cmd:CWE RAND?・・・・・・・欧文の受信練習
パソコンの「@」(アットマーク)欧文・和文の切り替え
Ctrl+U・・・速度アップ
Ctrl+D・・・速度ダウン
【2】無線機との接続
【CWを送信するには】
① リアパネルの「KEY OUT」端子と無線機の「電鍵」端子を接続します。
【CWを受信するには】
① リアパネルの「HANDY 1」または「HANDY 2」と無線機のAF出力をつなぎます。
「HANDY 2」を使う場合には、RADIOコマンド「2」をキーボード入力してください。
② HANDY 1/2端子の仕様は内部のジャンパーで設定します。
初期設定は、「HANDY 2」端子の先端部がSP入力ですので「HANDY 2」端子に
無線機AF出力(スピーカー出力)をつなぎます)
【電鍵・パドルをつなぐ】
① フロントパネルの「KEY IN」端子に電鍵またはパドルをつなぎます。
② 電鍵はモノラル・プラグ
パドルはステレオ・プラグを使います。
TNC-555は、プラグ形状を自動認識します。したがって、電鍵もパドルも接続できます。
【CWを受信する】
① 上述のコマンドでCWモードに設定します。
② 初期設定は「HANDY 2」を使う設定です。
よってRADIOコマンド「2」をキーボードから入力してください。
③ 無線機のダイヤルでTUNINGのインジケーターの中央付近が点灯(緑色)するように
同調します(中央=800Hz)
④ 本機はナローCWフィルター(800Hz±50Hz)を内蔵していますので、無線機のCWフィルターは
OFFにします。
受信帯域と中心周波数は、変更できません。
⑤ 本機が同調すると、LCDモニターとパソコンに受信内容が表示されます。
Hint! 本機のCW受信音をパソコンで録音するには、フロントパネルの「PHONE」端子から
パソコンのLine-IN端子に接続します。
【CWを送信する】
エレキー機能による送信ができます。
① パドルまたは電鍵による送信
・無線機のPTTをONにします。
キーボードから 「Ctrl + T 」 でONにします。
・パドルまたは電鍵から符号を入力します
・受信への切り替えは・・・
キーボードから 「Ctrl + R 」 でPTTをOFFにします。
② パソコン・キーボードでの送信
・送信する文章をキーボードから入力します。
・初期設定は「SENDCW」$00 ですから、直ちに送信されます。
・送信文は、フロントパネルとパソコン画面に表示されます。
・一旦、文章を入力して後。送信を開始したい場合は・・・
「SENDCW」を$00以外の$20などに設定します。
・$20に設定すると「スペース」キーを押せば送信開始します。
・送信スピードは・・・・
パソコンのキーボードから次の操作をします。
Ctrl+U・・・速度アップ
Ctrl+D・・・速度ダウン
・送信/受信の切り替えは・・・
Ctrl+T・・・送信
Ctrl+R・・・受信
・送信スピードの設定値の変更は・・・・
cmd:SPEED 25 とコマンド入力します。 25がスピードです。
※【TTYモード】・・・・・・・・・・・・・・・・・割愛
BAUDOT(RTTY)
AMTOR
ASCII
※【WAFAX受信モード】・・・・・・・・割愛
※ 以上ですが・・・詳細は「 TNC-555 COMMAND 」をご覧下さい ※
★ 懐かしい本 ★
【完】
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※ その他・・・参考事項
平成12年12月22日 [2000.12.22] 当時の新聞記事【抜粋】
●タスコ電機 (株) 電子制御機器製造 [愛知県] が倒産。
※タスコ電機 (株) ( 安城市箕輪町新芳畔207 設立 昭和54年11月 )
資本金5245万円、江坂昭社長、従業員15名) は、12月15日、自己破
産を申し立てる旨の貼り紙を掲示して、事業所を閉鎖した。
申立代理人は、小林將吉 弁護士 (刈谷市 電話 0566-23-××××)。
債権者は約60社。負債は約9億5000万円 (内 金融債務約5億円)。
同社は昭和54年設立された電子制御機器、無線通信機器の製造業
者でOEM (相手先ブランド)生産が中心。
平成9年5月期には、パチンコ店舗管理システム( 出玉調整器) の受
注が伸び年商は、過去最高の14億7773万円。
だが、システムの手直し、金 利負担、在庫負担も重なり、5095万円
の赤字を出した。
この後、パチンコ業界の需要一巡もあって売上は急低下、12年5月期
の年商は、3億2392万円にまで落ち込み大幅な債務超過に陥っていた。
このため、40名強いた 従業員を削減するリストラを断行する他、独
自開発製品である「携帯型静止画電送装置」「屋外対応可搬型静止
画像伝送システム」の受注開拓に努めた。
やや好転の兆しが見えたが、一定額見込んでいた受注が途絶えた
こともあって資金繰りに窮した。
-eof-
HANDY2端子(3.5Φ)の根本部をPTTにするかグランドにするかを切り替えます。
ジャンパーしないと、HANDY2端子の根元部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY2端子の根元部がPTTになります。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY2端子の根元部がグランドになります。
(※初期設定:2-3)
JPS 5
HANDY2端子(3.5Φ)の中央部をMIC出力にするかグランドにするかを切り替えます。
ジャンパーしないと、HANDY2端子の中央部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY2端子の中央部がMIC出力になります。
なお、MIC出力にした場合、JPS1でPTT重畳抵抗値を設定してください。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY2端子の中央部がグランドになります。
(※初期設定:ジャンパーなし)
JPS 6
HANDY2端子(3.5Φ)の先端部をSP入力にするか未使用にするかを切り替えます。
ジャンパーしないと、HANDY2端子の先端部を未使用にします。
ジャンパーピンを1-2間に差し込むとHANDY2端子の先端部がSP入力になります。
ジャンパーピンを2-3間に差し込むとHANDY2端子の先端部を未使用にします。
(※初期設定:1-2)
CV1
時計調整用可変コンデンサー(ボリューム)です(X1=32.748kHz)
リチウム電池
TNC設定値のバックアップ用バッテリーです
本機内部にあるリチウム電池はCR-2032(3V)×1個です。
(5年は持ちます)
《2》 JP 3、JP 4、JP 5、JP 6、JP7、JP 8、JP 9
「機能」切り替え用のジャンパーピンです
JP3
入力信号グランド接続設定です
RADIO1/RADIO2端子の6番ピン(入力信号グランド)の内部接続を切り替えます。
ジャンパーピンを1-2間にすると、RADIO1/RADIO2端子の6番ピンは、グランドに接続されます。
ジャンパーピンを2-3間にすると、RADIO1/RADIO2端子の6番ピンは、約50Ωの抵抗を通して
グランドに接続されます。
(※初期設定:2-3間)
JP4
RADIO端子入力ピン設定です
ジャンパーピンを1-2間にすると、RADIO2端子の1番ピンを9600bps専用の入力端子とし、2番ピンを
AFSK信号の入力端子とします。
ジャンパーピンを2-3間にするとRADIO2端子の1番ピンのみを信号入力端子とします。
(※初期設定:1-2間)
Point ! JP4を2-3間に設定すると、RADIO1端子及びHANDY1/2端子からのAFSK信号入力は
無効となります。
JP5
9600bps出力設定です
ジャンパーピンを1-2間にすると、9600bps信号はHANDY1/2端子から出力されません。
ジャンパーピンを2-3間にすると、9600bps信号はHANDY1/2端子から出力されます。
(※初期設定:1-2間)
JP6
受信音モニターON/OFF設定です
ジャンパーピンを1-2間にすると、受信音をモニターします。
ジャンパーピンを2-3間にすると、受信音をモニターしません。
(※初期設定:1-2間)
JP7
送信音モニターON/OFF設定です
ジャンパーピンを1-2間にすると、送信音をモニターします。
ジャンパーピンを2-3間にすると、送信音をモニターしません。
(※初期設定:1-2間)
JP8
MIC出力レベル設定です
ジャンパーピンをオープンにすると、HANDY1/2端子のMIC出力レベルは通常の無線機用レベル
になります。
ジャンパーピンをショートにすると、HANDY1/2端子のMIC出力レベルは通常の無線機用レベルに
+9dBアップしたレベルになります。
(※初期設定:オープン)
JP9
AFSK出力レベル設定です
ジャンパーピンをオープンにすると、AFSK出力レベルは通常の無線機用レベルになります。
ジャンパーピンをショートにすると、AFSK出力レベルは通常の無線機用レベルに+9dBアップした
レベルになります。
(※初期設定:オープン)
《3》 JP 1、JP 2、COM
「機能」切り替え用のジャンパーピンです
JP1
- DCD出力設定です
- COM端子の1番ピン(DCD出力)の動作を切り替えます。
ジャンパーピンをオープンにすると、COM端子の1番ピンは、
コネクト時にON、ディスコネクト時にOFFになります。
ジャンパーピンをショートにすると、COM端子の1番ピンは
常にONになります。- (※初期設定:オープン)
- JP2
ジャンパーピンを1-2間にすると、DTRが有効になります。
ジャンパーピンを2-3間にするとRTSが有効になります。
(※初期設定:2-3間)
《4》 LCD-LIGHT、LCD-CONT
本機のデスプレー輝度調整ボリュームです
★ ROM-SEL ★
Point ! ROM-SELはプログラムROM設定用です。
変更しないでください。(初期設定:1-2)
【2】固定無線機の場合( アイコム 社 IC-910D )
本機のRADIO 1 端子またはRADIO 2 端子と無線機のマイク端子およびスピーカー端子を接続します。
マイク端子以外のDATA端子からのAUDIO信号でも動作します。
これらの接続には写真の様なケーブルを自作する必要があります。
(写真は、IC-910D DATA端子の場合)
【3】パソコンをつなぐ
本機のCOM端子とパソコンのシリアル端子をつなぎます。
(シリアル端子 = RS-232CまたはUSB端子)
↑ 接続方法は前述のとおりです
◆ ストレートタイプが必要です。 ハードオフ店で200円くらいで しょうか? |
【4】 ターミナルソフトを使う場合の要点
本機には購入時に 「TWーTERM555」 という専用ソフトが付いてきます。
(3.5インチFDで4枚・・・Aドライブからインストールが必要)
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このソフトはWindows 95 対応のもので、XPでは動作しますがVista以降はNGです。
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そこで一般的なターミナルソフトを使う場合について紹介します。
◆ 通常パソコンで使用されているターミナルソフトでならば、本機にも使用出来ると思われますが・・・
以下の条件を満たしている必要があります。
① ATコマンドが無いモデムでも動作可能なもの。
② 自動応答、ID・パスワードの自動発行などの機能を使用せずに、通信できるもの。
③ シフトJIS漢字コードに対応しているもの。
◆ ターミナルソフトが正常に動作すれば、以下のメッセージが画面に表示され、コマンド待ち受け状態になります。
・A
TASCO Packet Radio TNC-555
AX.25 Level 2 Version 2.0
message board Ver ※.※※J
Release ※-※-96
Checksum $※※
cmd:cmd:?bad
cmd:
◆ 一般的な「ターミナルソフト」は・・・ Freeware Soft ・・・の
「Tera Term(テラ・ターム)」 ← クリック
http://ttssh2.sourceforge.jp/
詳しくは、上のホームページをご覧下さい。
【5】 TNC-555の立ち上げ
パソコンとTNC-555を接続して、本機の電源をいれます。
【6】 TNC-555の設定
◆ 本機を使用する上で、基本的に必要な設定について説明します。
1. 本機が「コマンドモード」であることを確認します。
コマンドモードとは、文字どおり、本機にコマンドを与えるモードです。
ターミナル画面上にコマンド・プロンプト[com:]が表示されている状態です。
コマンドモードでないと、入力した文字はパケットとして送信されます。
ただしコマンドモードでも[com:]が表示されない時もあります。
一度、キーボードから[リターン]キー(Enterキー)を押してみて[ com: ] が
表示されればコマンドモードになっています。
[ com:] は、パケットモード
[ cwa:] は、CWのオートモード
[ cwe:] は、CWの欧文モード
[ cw j:] は、CWの和文モード
[ t t y:] は、RTTYモード
2.入力は、必ず半角文字で入力します。
本機では、全角文字はコマンドとして解釈しません。
TNC-555には、大きく分けて3つのモードがあります。
【コマンドモード】
入力された半角文字は、本機に対する命令になります。
【コンバースモード】
入力された文字は、パケットとして送信されます。
【トランスペアレントモード】
透過モードのことで、コントロールコードを含めた全てのコードを送受信することができます。
ただし、いろいろ制約があり要注意。
Point !
コマンドを変更する場合、その意味を十分理解してからおこなってください。
思わぬトラブルが発生することがあります。
特に、KISSコマンドには、注意してください。KISSモードから通常モードに戻るには、パソコンから
TNC-555に対しバイナリーコードを送ります。
バイナリーコードは $C0 $FF $C0 (シーゼロ エフエフ シーゼロ) です。
【7】 不具合時のサポート等
◆サポートは受けられません。
タスコ電機(株)は平成12年12月15日 [2000.12.15]に廃業しました。
◆初期的な不具合
Q:電源を入れてもサインオンメッセージがでない
A:電源コード、パソコンとの接続、接続ケーブルはストレートタイプですか?
Q:パソコンが時々暴走する
A:ターミナルソフトが、対応していないかも?
Q:本機の動作が異常、または動作しない
A:ハードウェア・リセットをしてみる
本機の電源を切った状態で、リアパネルのBATTスイッチをOFFにし
約10分以上まってから、再度電源を入れてみる(初期化されます)
Q:電源投入後、一度はコマンドが実行できるが、2度目以降「?EH」が表示されます
A:パソコンの「通信設定」が間違っている。
特に送信複改コードの設定が「CR」のみになっているか確認する
Q:TNC-555の設定が保持出来ない(電源を切ると消えてしまう)
A:内蔵のバックアップ電池を交換する( リチウム電池 CR2032、 1 個 )
【7】 TNC-555の仕様
【8】コマンドの詳細な説明(PDF型式)
本機には、標準で約180個のコマンドがあります。
これらのコマンドのすべてを設定する必要はありません。
しかし、通常の操作用コマンドは必要です。
下記のPDFファイルにコマンド詳細を作成しました。
A4サイズでページ設定しましたので全部で99ページあります。
下記をクリックしますと、PDFビューワーが開きます。
TNC555-COMMAND(PDF 376kB) ← クリック
◆ 通信モードの切替え( MODEコマンド )
( ?はEnterキー )
※【TCP/IPモード】
デジタル衛星でのTCP/IPプロトコルを使う場合
cmd:KISS? と入力し、KISSモードに入ります。
◆ KISSモードから、抜けて通常モードに戻るには・・・・・
パソコンからTNC-555に対しバイナリーコードを送ります。
バイナリーコードは $C0 $FF $C0(シーゼロ エフエフ シーゼロ)です。
※【高速パケットモード】
① GMSK 9600 bpsモード
cmd:MODE GMSK?
ECHO ON
MODE GMSK
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD OFF
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP OFF
② FIR方式(G3RUH互換) 9600 bpsモード
cmd:MODE 9600?
ECHO ON
MODE 9600
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD OFF
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP OFF
※【パケットモード】
① AUTO モード
cmd:MODE AUTO?
cmd:DIGPEAT OFF?
ECHO ON
MODE AUTO
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD OFF
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP OFF
② AFSK 2400 bpsモード
cmd:MODE 2400?
ECHO ON
MODE 2400
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD OFF
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP OFF
③ FSK 1200 bpsモード
cmd:MODE 1200?
ECHO ON
MODE 1200
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD OFF
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP OFF
④ AFSK 300 bpsモード(HFパケット)
cmd:MODE HF?
ECHO ON
MODE HF
MAXFRAME 4
PACLEN 40
SOFTDCD ON
RXLIMIT 250
PPERSIST ON
FULLDUP ON
⑤ PSK 1200 bpsモード(PSKパケット)
cmd:MODE PSK?
ECHO ON
MODE PSK
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD ON
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
⑥ FSK 1200 bpsモード(JASモード)
cmd:MODE JAS?
ECHO ON
MODE JAS
MAXFRAME 4
PACLEN 128
SOFTDCD ON
RXLIMIT 150
PPERSIST ON
FULLDUP ON
※【初期設定に戻すには】
cmd:RESET?
※【CWモード】※
【1】TNC-555で運用出来るCWモードは次の3つです。
CW受信練習用の機能もあります。下の④です。
なお、通信モードに移行するには下の①~③の次に「K」を入力します。
① cmd:MODE CWA?・・・・・・・自動モード
② cmd:MODE CWE?・・・・・・・欧文モード
③ cmd:MODE CWJ?・・・・・・・和文モード
和文モードでは、文字入力FEPで「半角カタカナ」にします
④ cmd:CWE RAND?・・・・・・・欧文の受信練習
パソコンの「@」(アットマーク)欧文・和文の切り替え
Ctrl+U・・・速度アップ
Ctrl+D・・・速度ダウン
【2】無線機との接続
【CWを送信するには】
① リアパネルの「KEY OUT」端子と無線機の「電鍵」端子を接続します。
【CWを受信するには】
① リアパネルの「HANDY 1」または「HANDY 2」と無線機のAF出力をつなぎます。
「HANDY 2」を使う場合には、RADIOコマンド「2」をキーボード入力してください。
② HANDY 1/2端子の仕様は内部のジャンパーで設定します。
初期設定は、「HANDY 2」端子の先端部がSP入力ですので「HANDY 2」端子に
無線機AF出力(スピーカー出力)をつなぎます)
【電鍵・パドルをつなぐ】
① フロントパネルの「KEY IN」端子に電鍵またはパドルをつなぎます。
② 電鍵はモノラル・プラグ
パドルはステレオ・プラグを使います。
TNC-555は、プラグ形状を自動認識します。したがって、電鍵もパドルも接続できます。
【CWを受信する】
① 上述のコマンドでCWモードに設定します。
② 初期設定は「HANDY 2」を使う設定です。
よってRADIOコマンド「2」をキーボードから入力してください。
③ 無線機のダイヤルでTUNINGのインジケーターの中央付近が点灯(緑色)するように
同調します(中央=800Hz)
④ 本機はナローCWフィルター(800Hz±50Hz)を内蔵していますので、無線機のCWフィルターは
OFFにします。
受信帯域と中心周波数は、変更できません。
⑤ 本機が同調すると、LCDモニターとパソコンに受信内容が表示されます。
Hint! 本機のCW受信音をパソコンで録音するには、フロントパネルの「PHONE」端子から
パソコンのLine-IN端子に接続します。
【CWを送信する】
エレキー機能による送信ができます。
① パドルまたは電鍵による送信
・無線機のPTTをONにします。
キーボードから 「Ctrl + T 」 でONにします。
・パドルまたは電鍵から符号を入力します
・受信への切り替えは・・・
キーボードから 「Ctrl + R 」 でPTTをOFFにします。
② パソコン・キーボードでの送信
・送信する文章をキーボードから入力します。
・初期設定は「SENDCW」$00 ですから、直ちに送信されます。
・送信文は、フロントパネルとパソコン画面に表示されます。
・一旦、文章を入力して後。送信を開始したい場合は・・・
「SENDCW」を$00以外の$20などに設定します。
・$20に設定すると「スペース」キーを押せば送信開始します。
・送信スピードは・・・・
パソコンのキーボードから次の操作をします。
Ctrl+U・・・速度アップ
Ctrl+D・・・速度ダウン
・送信/受信の切り替えは・・・
Ctrl+T・・・送信
Ctrl+R・・・受信
・送信スピードの設定値の変更は・・・・
cmd:SPEED 25 とコマンド入力します。 25がスピードです。
※【TTYモード】・・・・・・・・・・・・・・・・・割愛
BAUDOT(RTTY)
AMTOR
ASCII
※【WAFAX受信モード】・・・・・・・・割愛
※ 以上ですが・・・詳細は「 TNC-555 COMMAND 」をご覧下さい ※
★ 懐かしい本 ★
【完】
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※ その他・・・参考事項
平成12年12月22日 [2000.12.22] 当時の新聞記事【抜粋】
●タスコ電機 (株) 電子制御機器製造 [愛知県] が倒産。
※タスコ電機 (株) ( 安城市箕輪町新芳畔207 設立 昭和54年11月 )
資本金5245万円、江坂昭社長、従業員15名) は、12月15日、自己破
産を申し立てる旨の貼り紙を掲示して、事業所を閉鎖した。
申立代理人は、小林將吉 弁護士 (刈谷市 電話 0566-23-××××)。
債権者は約60社。負債は約9億5000万円 (内 金融債務約5億円)。
同社は昭和54年設立された電子制御機器、無線通信機器の製造業
者でOEM (相手先ブランド)生産が中心。
平成9年5月期には、パチンコ店舗管理システム( 出玉調整器) の受
注が伸び年商は、過去最高の14億7773万円。
だが、システムの手直し、金 利負担、在庫負担も重なり、5095万円
の赤字を出した。
この後、パチンコ業界の需要一巡もあって売上は急低下、12年5月期
の年商は、3億2392万円にまで落ち込み大幅な債務超過に陥っていた。
このため、40名強いた 従業員を削減するリストラを断行する他、独
自開発製品である「携帯型静止画電送装置」「屋外対応可搬型静止
画像伝送システム」の受注開拓に努めた。
やや好転の兆しが見えたが、一定額見込んでいた受注が途絶えた
こともあって資金繰りに窮した。
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