◆ 【 はじめに】 ◆
今回は、第2話・・・・・次の 4テーマーです。
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オプション類の取付け
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【1】 FL-25A CW narrow filter(IF 455kHz, 500Hz/-6dB)
【2】 UT-102 音声合成ユニット
【3】 CR-293 高安定基準発振ユニット(OCXO)
【4】 受信周波数拡張方法・・・・・(オマケです)
(注)作業は、電源をOFFにします。
さらにDC電源コードも抜き外します。繊細なプリント配線の上での作業ですから
工具で傷つけたり半田屑等を落とさないように、注意深く進めてください。
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◆ 受信機の上側のレイアウト (MAIN A 基板) |
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【1】FL-52A CW narrow filter (新規購入品)
・ CW / RTTY ナローフィルタ FL-52A 500Hz / -6dBの取付には半田付けは必要ありません。
・ 以下の画像の通りです。
◆ 指定場所に差し込むだけです。 |
◆ フィルターの足ピンと基板の挿入穴を確認 |
← Point! ナット、座金は使いません。 |
◆ 嵌合時の「カチッ」と言う音を確認! ◆ 両脇のフォルダー金具が「カッチ」と 音をたてて嵌まります。 |
◆ 完了です。 |
この項/終わり
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【2】UT-102 音声合成ユニット(手持ち品・再利用)
取付はMAIN-A 基板のJ12に差し込んで、本体付属の両面テープで基板に軽く押し当て、固定すれば完了です。
【機能概要】
・このUT-102は、現在受信中のダイヤル周波数、を読み上げさせることができます
・また、サーチやスキャンが止まった時に、その周波数を読み上げてくれます。
(和・英切り換え可、読み上げスピードは2段階選択可)
・留守録中でサーチが止まった時の周波数と交信内容をフロントパネルのREC OUTからICレコーダー、パソコン
などに記録できます。
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★UT-102設定変更方法の解説は・・・・取説P-55にあります。
【設定変更方法】 ①[SLEEP/SET] スイッチを押しながら [POWER] スイッチを押し、電源をいれます ②パネル前面の右下にある[M-CL]ツマミを回し 設定項目を選びます ③メインダイヤルを回し、設定内容を選びます なお[M-CL]スイッチを押すと、初期設定値に 戻せます ④通常モードに戻るには、[POWER] スイッチを 切ります |
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・アイコムのオールモード機 IC-756PROIII/IC-7400/IC-706/
IC-703/IC-910などの各シリーズにも対応します
機種によっては、Sメータの値、現在運用中の周波数、そして
モードを読み上げさせることができます
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◆ ↓ J-12 の位置 ( MAIN-A 基板 ) ◆ ジャンク箱を探すと・・・思わぬ物を見つけることも...
◆ 両面テープは、粘着性が弱かったので新しい物を使いました
◆ ↓ J-12 付近の拡大( Main-A 基板 )↓ 実装完了(内部スピーカーリード線は外してあります) ◆ ↓ J-12の位置
この項/終わり
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【3】CR-293 高安定基準発振ユニット(OCXO) (手持ち品)
以前、IC-910DのLo/PLL化をしましたが その時の保存品です。 CR-293は、ポジスタータイプのOCXOです。 (±0.5ppm) |
◆ IC-R8500基準発振部回路図 |
【 作業手順 】
◆ 受信機の下側カバーを外します。
① PLLユニットのMetal plateを外します。 (ネジ6本) ② PLLユニットのShield coverを外します。 受信機の中央部分の爪を引き上げると 外しやすいです。 |
◆ PLLユニット内部にX1(CR452)があります |
③ PLLユニットの取付ネジ10本を外し ユニット基板を開けます。 |
◆ PLLユニットを手前から開いた画像 |
◆ オリジナルの X1 (CR-452) |
◆ CR-452の後部に半田ごてを当てて 素早く剥がします |
◆ 剥がしたら基板の裏側のパターン部分の 半田を吸い取ります パターンを痛めないように!手早くやってください。 |
◆ パターン側です。(ハンダ吸い取り線を使ってください) つぎに、CR-293を取り付けます |
◆CR-293は、ピン配列が非対称です。 差し違いは起きません。 |
◆ 完了です 【 注 意 】 取説P60でCR-293取付け後・・・ 周波数の再調整が必要になります。 メーカーにご相談くださいと記述されておりますが。 私がメーカーに確認したところ、そのまま使っても 問題なしとの回答がありました。 CR-293は、ポジスター型OCXOですから、 周波数が安定するまで周囲温度にもよりますが 約10分ほど通電時間が必要です。 |
この項/終わり
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【4】受信周波数 拡張 方法・・・・(オマケです)
・初代品も改造方法は同じです。
(改造後 は、100kHz ~ 2000MHzの連続受信が出来ます)
【改造手順】
① 電源をOFFにします。さらにDC電源コードも抜き外します。
② [ MAIN-A ] の [ CPU -UNIT ] シールドケース蓋をあけます。
③ 次の手順は写真の通りです。チップ抵抗【332】を3個ともすべて
半田ゴテで外します。
④ 次にシールドケースの蓋を戻します。
⑤ DC電源コードを差し込み、[MW] ボタンを押しなが電源SWを
入れます。
(注)[ MW] ボタンはフロントパネルの右側最下端にあります。
◆MAIN-CPUのカバーを開けます |
【重要】 赤囲いの中にチップ抵抗が3個あります。 これを「半田ごて」で外します 非常に狭い所です・・・・・他の部品を壊さないよう また半田屑などを基板上に残さないよう、事後清掃と 点検をしてください。 |
◆ R 516 R 517 R 518 のチップ抵抗3個を取り除きます。 ◆ ↓拡張後
◆ MAIN-CPU unit 内部
◆Reset(リセット)
DC電源コードを差し込み、[MW]ボタンを押しなが電源SWを入れます。・・・・これで終わりです。
*改造後は100kHz ~1999.99999MHzの連続受信が出来ます*
この項/終わり
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【完】
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